平林 慶史先生のPDP研修を受講したのでレポートを書いてみました。
目標達成モデルと問題解決モデル
目標管理は、上司から期待されること(ノルマ&指摘課題)や部下・同僚から期待されること(指摘課題)、自分自身に期待すること(目標&困りごと)を言語化して、上司と共有しながら自分自身が認識することから始まる。部署の目標と抱える問題を対話によって共有されれば、それぞれの立場で何を実行すれば良いか考えることができる。そして、最終的にはAction Planに落としめばよい。「困りごと」があってへこたれそうなときは、まずは問題解決から手をつけるとよい。共有する道具として、SWOTよりManagement Compassを使用すると事象を分解しやすい。
問題とは、最低限の水準に達成していない状態ですぐには解決できず困っている状態。まずは「次の一歩」を踏み出すことが重要。
→PDPワークによって、この「小さな一歩」を設計する。
目標とは、達成できなくても困らないが、達成できればより良くなるもの。目標は具体的なイメージを共有することが難しいので、到達までの全体像が示されると、行動する気が沸くのでRoadmap(全体のみちのり・展望)を示すことが重要になる。教育はゼロから始まるので目標達成モデルであり、教育計画はRoadmapで示す。
所感:問題と目標を分ける水準はなく、主観的であるような気がした。気持ちが前向きか、後ろ向きかで結果も変わるような気もするかな。表現でも変わると思うので判断が難しいと感じた。とりあえずは主観で分けてみようと思う。やってみて変だったら変えてみればいいし、答えはないと思うので思考錯誤してやってみようと思う。
ロードマップの策定の考え方
インストラクショナル・デザインは「何ができれば良いか」「どんな結果が良いか」が、明確に分かっている(正解のある)モデルでアウトカム基盤型教育である。
できるようになる必要があるのは、「現状と最低限の差分」であり、現状とゴールを正しく認識し、現状とゴールの差を具体的に書きだす。人はつい「理想」と「ゼロ」のギャップを見てしまうが、現状は「ゼロ」ではなく、ゴールは「理想」ではない。現実的にたどり着けるゴールを設定することが大事。
目標を示すだけでなく、目標までの行き方を示した方が達成しやすいので、目標に到達すため、現状からどのようなSTEPを踏むか可視化する。
所感:教育・目標達成のための計画シートを使用してグループワークを実施したが、目標と現状のギャップを分解するのに、先に方策ありきでそれができていないと考えてしまうため、現状を具体化するのが難しかった。繰り返しやっていくことで論理的思考が身についていくのではないかと考える。
PDP研修の全工程を終了すると「臨床看護マネジメントリーダー(CNML)]として認定されます。すでに300人程、認定されているそうです。私も今日、全工程終了したので、申請する予定です。
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