「仕事消滅時代の新しい生き方」
(本田健著 プレジデント社)を読んで
ここ数ヶ月、世界が大きく変わろうとしていますね。新型コロナウイルスがもたらした変革の風。この風は私たちの心の中にも吹きこんできています。
仕事に対する姿勢も家族に対する想いも、このコロナ禍でそれぞれが見つめ直すことになったのではないでしょうか。もれなく私もその一人です。
仕事柄リモートワークにはならずかえって忙しかったりしましたが、仕事も今までのやり方ではなく大きな変革を起こしたいと思いはじめました。
家族との過ごし方も一見変わらないように見えますが、時間をつくる意識が変わりました。優先順位を仕事から家族にシフトしたのです。
これは、私にとっては大きな変革でした。とはいえ、仕事が忙しくて帰るのが遅くなる日もあります。それでも、休みの日だけではなく、何気なく過ごしていた平日の夜も家族と過ごす時間というものを意識するようになったのです。
そんな折、本田健さんの「仕事消滅時代の新しい生き方」を手に取りました。
書店ではなく、アマゾンですが…。
本田健さんの本は、どの本も語り口が優しくて心がほんわりするので大好きです。人柄が文章にも出るのでしょうね。
なぜこの本を読もうと思ったのか。
それは、この大きな変革の波に乗って自分の才能を最大限に引き出したいと思ったからです。今の仕事は天職なのか。それは、私にとって永遠の課題です。
今の仕事はある意味天職です。自分が気になってしまうこと、好きなことが入っているからです。家族がいなかったら、ずっと職場にいるのも苦ではありません。
本田健さんも、天職かどうかのキーワードはやる気だと書いています。やる気を出す必要がない、好きなことを仕事にすることを勧めています。ワクワクすることを仕事にする。みんながそのようなハッピーで楽しい仕事についていたた、もっと笑顔があふれる世の中になりそうですね。
私は、天職だと思っているのに、なぜまだ天職なのかと問いを続けているのか。それは、まだまだ満足していないからです。
そのヒントを本の中で見つけました。
「才能のかけ算でブレイクする」
これが私に足りなかったものなのかもしれません。
昔から「趣味は仕事」「公私混同な人」でしたから。
「好きなことを探す3つのヒント」の一つとして「自然と意識が向くもの」「自然とお金をかけてしまうもの」「自然と時間を使ってしまうもの」にヒントがあると書いています。
心が満たされる好きなことを、もう少し掘り下げて探して「かけ算」してみる。
時代が大きく変わろうとしているときに、今までの自分で満足するはずがありません。未来をつくるのは私たち。天職かどうかの問いの答えを見つけたような気がします。天職もさらにパワーアップすると、時代の波にのり、大きく自己変革できるチャンスを掴むことができそうです。
常に好きなことを探し「かけ算」し続けていくことが天職につくヒントなのだとちょっと答え見つかったような気がして嬉しい読後感でした。
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